オススメできる関連本

知識を詰め込みだけで上手に投資できるわけではありませんが、先人の知恵を学ぶのは楽しいものです。要は自分の投資ルールを作るための基礎知識を貯めていく感覚。たまに「情報は全てネットから無料で」という人がおりますけれど、初めてのことをネットでチマチマ情報収集というのは、とても時間がかかります。初心者向けの投資本を読み、そこで疑問に思ったことをネットで調べるのが効率的。ということで、最初に読んでおくと良い本を紹介。

くどいようですが、儲けるよりも、まずは損しない投資方法を探すのが先決です。

普通のサラリーマンでも15年で2億円作れる!
一見、怪しげなタイトルですが、入門者用の本としては良書であります。内容はサラリーマンがバリュー株(割安な株を見つける)に投資する手法について。バリュー株が儲かる!ではなくて、限られた時間で効率よく投資のルールを作る大切さを学びます。非常に読みやすく理解しやすい。※2005年以降の上昇相場では、本書の中で紹介されている数値でスクリーニングしてもバリュー株は見つからなくなってきました。それでも、この本をオススメする理由は、どうしてその数値でスクリーニングするのか?が、わかりやすく説明されているから。株と長く付き合うなら、この考え方を学んでおくべきです。

超特価バリュー株「福袋銘柄」で儲ける週末投資術
「福袋銘柄」という題から、おすすめ銘柄でも書いてあるのかと思ってしまうタイトルですが、内容はバリュー株入門書です。バリュー投資において、何を基準に銘柄を選別していくか著者の手法を学べるので、上の「普通のサラリーマンでも15年で2億円作れる! 」と読み比べると理解が進む。バリュー株を探すといっても、その選別方法は一つではなく、人によってアプローチ方法が違うということ。自分の投資基準を作るという考え方で読む本です。

株価4倍「割安成長株」で儲ける収益バリュー投資術
角山さんの本の特徴は、兎にも角にも実践的で理解しやすいのが特徴。初心者が学ぶを強く意識した内容で文章もわかりやすい。繰り返し読んで実践していけば、自分で銘柄分析ができるようになります。とはいえ、まったく前知識のない人が読めば、知らない単語のオンパレードですから、読み手の学ぶ姿勢が試される本といえるかも。

バビロンの大富豪
これまた怪しいタイトル。株の本ではありません。投資とは何なのか基本的な考え方を教えてくれます。難しい用語は一切でてきません。実用書でもありません。そのかわり投資の本質ともいうべきことが書かれています。もし今までに投資関連の本を読んだことがないなら、これを先に読むべき。内容は物語風。

ウォール街のランダム・ウォーカー
この本は意識して読み返す価値があります。株式市場とは何なのか? 少し小難しい内容ですが、実際に株を購入してヒートアップしてしまう前に読んでおくとよいです。この本で学ぶべきは、自分は大丈夫だと勘違いしてはいけないこと。そういう人達が集まり、行き過ぎた相場が出来上がるということ。

トレード手法覚書

打診買い?
投資したい銘柄に出会ったら、少しだけ買いをいれてみる。株を所持することによって、銘柄へ関心度が上がり積極的に情報収集を行うようになる。全余裕資金を投入すると分析がおろそかになり、理由も無く銘柄に惚れこんでしまうことが多い。仮に急激に株価が上昇しても、とりあえずは買ってあるので後から後悔することも少ない。

信用取引について
余裕資金を使い、現物のみで取引すれば、失敗しても借金ができることはない。信用取引を使うと、リスクはマイナス(借金)まで膨らむ。その分、リターンも大きくなるが、そこまでする必要があるのか考える。信用買いは、リスクを増やす取引、信用売りはリスクを減らす取引になりえる。

予想しない
株価や日経平均を予想しようとすると失敗する。予想できないことを前提に売買手法を考える。予想は常にはずれる→だから損切りが存在する。

その他