外国為替証拠金取引についてのメモです。間違い・勘違いが含まれている可能性がありますので、重要だと思われる事項は取引の前にご自身の責任においてご確認ください。
スワップポイント
スワップは「交換」「替える」という意味をもつ言葉です。FXやくりっく365では、取引通貨の金利差益のことを指します。つまり、ある通貨を買った際、その通貨の金利が円の金利より高いと、その金利差分を受け取ることができます。逆に、円の金利が高ければ、その金利差分を支払うことになります。
スワップポイント=利子ではない
金利という言葉から銀行の預貯金を思い浮かべるかもしれませんが、ポジションを持っている通貨に対して利子がついているわけではありません。話を簡単にすると、あなたが買いポジションでスワップポイントを得ているなら、逆の立場である売りポジションを持っている人が、そのスワップポイントを支払っています。
スワップポイントは複利で増えますか?
自動的に複利で増えていくわけではありません。FXやくりっく365は金融商品の一種です。複利効果を得るためには、自分でポジション調整を行わなければなりません。急な為替レートの変動に対応できるよう、レバレッジを調整するスキルが必要です。
レバレッジって?
預けている証拠金に対して、何倍の通貨を買っているか自分で計算します。レバレッジ○○倍の取引という商品があるわけではありません。例えば、100万円で200万円分のポジションを持っているなら、レバレッジ2倍です。このポジションの量を調整しながら取引します。
適切なレバレッジは何倍?
スワップポイント狙い=中・長期投資とするなら、取引通貨のボラティリティを調べ、レバレッジを調整します。ボラティリティとは通貨の変動幅のことです。ドルを買う場合、ドルの1年間の変動幅が30円だと予想するなら、30円下がっても自動決済されないよう計算し、ポジションを調整します。一般的には3倍程度、大きくても5倍までと説明されています。実際に上の表でレバッレジ3倍・5倍あたりの、ロスカット値を見ると、どれぐらいの下落に耐えられるのかを確認することができます。※ロスカット値は業者により異なります。
考察の初歩
ボラティリティの範囲に収まるように余裕を持ってレバレッジをコントロールする。
ボラティリティが大きいなら、レバレッジは低くしないといけない。
ボラティリティが小さいなら、レバレッジを高くできる。
→ボラティリティを小さくする方法を模索する。通貨ペアの相関関係を見て分散ポートフォリオを構築など。