モデリングとは、形を作ること。

3DCGソフトの操作に慣れてくると、色々な物を作りたいという欲求に駆られるわけですが、どうも上手くモデリングができない。そこで、効果的な練習方法はないだろうかということで、自分で試した練習方法をメモしておきます。

粘土を買ってくる

空間把握というのがあります。簡単に言うと、頭の中で立体を描いたり配置したりできる力のこと。3DCGのモデリングは、当たり前ですが3次元な訳で、頭の中で簡単な3次元の構図を描けないと始まりません。例えば、学生のころに美術部で彫刻をやっていただとか、建築の図面を仕事で作ってるなんて人は、この能力が養われていたりします。

さてさて、そういうのに無縁な私がどうしたかというと、粘土を使って練習しました。なんてアナログな練習方法でしょう!ところがコレが大当たりです。近所の文房具屋さんで、ひっそりと売られていた緑色の油粘土を購入し、モデリングの前に粘土で形を作ってみます。あら不思議、スムーズにモデリングが進むではありませんか。粘土を使って事前に形を作ることで、自然と立体の構造が頭に入ってきます。

粘土を使ってモデルを考える利点は

  • 好きな形が思い通りに作れる
  • 何度でもやり直せる
  • 自然と空間把握能力が養われる気がする
  • CGソフトのように操作に覚える必要がない

3DCGソフトだけで練習するよりは、とても効率的です。なによりも、粘土でモデルを作ること自体が楽しいのですよ。これ、大切です。最初が楽しくなくては何事も上達いたしません。これが粘土を使ってモデリングの練習をお勧めする一番の理由です。

あ、そうそう。今回はあくまで3DCGモデリングの練習方法として粘土をお勧めしてはおりますが、粘土細工の世界も楽しくも深い世界であります。ヤフーにも粘土細工のカテゴリーがありますから覗いてみてください。3DCGも粘土細工も、使う道具が違うだけで考え方はいっしょだったりします。3DCGクリエイターで趣味で粘土なんて人もたくさんいるじゃないかな。

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